立会い出産での夫の役割とは?陣痛〜分娩時のサポート術
こんにちは。ワークライフパパです。
昨今では立会い出産を選ばれる方も大変多くなってきたと思います。
しかし、立会い出産時に夫としてどういったサポートをすればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は陣痛〜分娩時に夫としてどうやって奥様を支えていけばよいか、そのために必要なものは何かをご紹介したいと思います。
立会い分娩の流れ
まず、立会い分娩までの流れをご紹介したいと思います。
一般的に陣痛が始まってから、だいたい10分間隔くらいになると産院から来院するように指示があると思います。
産院に到着したら、奥様は子宮口の開き具合などの検査があります。
我が家の場合、だいたい3〜40分くらいは検査となっていて、その間は待ち時間でした。
その後、陣痛室に移動となります。(この間に病室に案内されて、荷物を運び込んだりすることもあります)
陣痛室では奥様のいきみ逃がしやマッサージなどをしながら過ごします。
定期的に診察があるので、診察で子宮口全開、もう出産となれば分娩台に移動します。
分娩台に移動したらいよいよ出産です。
陣痛が始まったら夫やること
まだ産院に行く前、自宅で陣痛が始まったときに夫がやることは陣痛の間隔を測ってあげることです。
一般的に本陣痛は一定間隔の弱い痛みから徐々に強い痛みになっていき、それに伴って間隔が短くなっていきます。
前駆陣痛の場合は間隔が一定ではなかったり、途中で痛みが消えてしまったりします。
痛みの感じ方は人によってそれぞれだと思いますが、奥様本人が時間を測れるとは限らないので、夫が責任を持って間隔を測ってあげましょう。
どのタイミングから計測すべき?
陣痛が始まったら奥様に『来た(始まった)』などの声をかけていただき、その時間を記録します。
そして、次の陣痛が始まったらその時間を記録し、そこまでの間隔を計測します。
我が家の場合は、だいたい10〜15分間隔のときに産院に連絡したら『もう少し様子を見てください』と言われたので、6〜7分間隔になるまで待ってから再度連絡しました。
陣痛室で夫がやること
産院に到着したら、診察を受け、陣痛室に入ります。
陣痛室では主に子宮口が全開となって、赤ちゃんが降りてくるまでいきみを逃がしながら待ちます。
奥様は陣痛の間隔に合わせていきみたく(力を入れたく)なりますが、この段階で力を入れてしまうとお産が進まないだけでなく、赤ちゃんが苦しくなってしまいます。
陣痛室で夫の主な役割はこのいきみを逃がすお手伝いをすることです。
いきみ逃がしにはどんな方法があるの?
いきみ逃がしと言ってもどんなことをすればいいかわからないという方もいると思うので、いくつかご紹介していきます。
陣痛中に急に触られると嫌がる方もいるので、どの方法も実際にやる前には奥様に声をかけて、やっていいかを確認してから行うようにしましょう。
1.テニスボール(ゴルフボール)などで尾骨のあたりを押す
これは一般的に広く知られている方法ですが、テニスボールなどを使って尾骨のあたりを押してあげます。
こうすることで意識がお尻側に行き、いきみを逃がす事ができます。
2.腰を温める/マッサージする
陣痛が来ると腰を痛める方が多くいます。(うちの妻もそうでした)
そうした場合に腰にカイロを貼ったり、マッサージをして血行を良くしてあげることで、腰痛を緩和することができます。
3.呼吸法を一緒にやってあげる
お産の段階によって産院の助産師さんから呼吸法を指示されると思います。
ただし、奥様は陣痛でそれどころではないので、旦那さんがしっかり指示を聞いて一緒にやってあげましょう。
旦那さんがリードしてあげることで、奥様の呼吸がしやすくなります。
4.水分/栄養補給を手助けする
お産はとても長丁場です。
一般的に初産の場合12〜14時間程度かかると言われています。
奥様の体力がなくなってしまってはお産が進まなくなってしまうだけでなく、赤ちゃんと奥様の負担がどんどん大きくなってしまいます。
陣痛と陣痛の間の時間にできるだけ水分補給や栄養補給をサポートしてあげることで、奥様の体力を少しでも回復させてあげましょう。
食欲がないという方もいると思いますが、好きなお菓子や菓子パン、おにぎりなど、食べやすいものを少しずつでも食べられるようにサポートをしましょう。
分娩室で夫がやること
子宮口が全開となり、赤ちゃんが降りてきたらいよいよ分娩台に移動します。
ここまで来ると陣痛は2〜3分間隔となっていて、痛みも相当強くなっていると思います。
ここまで来たら夫ができるサポートは精神面を支えることがメインとなります。
分娩台では助産師さんや先生の指示に従いつつ、奥様に励ましの言葉をかけてあげましょう。
また、いよいよいきんで良くなるので奥様は陣痛に合わせて力を入れて赤ちゃんが出てくるのを手助けします。
かなり身体が熱くなるので、うちわやハンディ扇風機などで冷ましてあげることも有効です。
無事に赤ちゃんが産まれてくることを祈りながら、奥様を精一杯元気づけてあ下てください!
出産が無事に終わったら
無事に赤ちゃんが産まれたら奥様にたくさん感謝の言葉をかけてあげましょう。
お産は本当に大変です。
安産と言われるようなお産でも、奥様の身体へのダメージは交通事故と同じくらいと言われています。
それだけ命がけで赤ちゃんを生んでくれた奥様にしっかり感謝とねぎらいの言葉をかけてあげてください。
立会い出産時にあったらいいもの
ここでは、私たちが立会い出産時にあって良かったものをご紹介したいと思います。
事前にしっかり準備することで、お産をスムーズに進めることができますので、是非参考にしてください!
1.テニスボール
いきみ逃がしにとても役立ったのがテニスボールです。
妊娠以前からマッサージ用として持っていたものですが、妻いわく『これで尾骨あたりを押してもらったのがいきみ逃がしに一番効いた』とのことなので、1つ持っていってもいいと思います。
2.ペットボトル用ストローキャップ
陣痛中や分娩中などでも水分補給をしなくてはならない場面が多々あります。
そんなときに役立つのがペットボトル用ストローキャップです。
奥様はペットボトルの飲料をいつものように飲むことはできません。
なので、ストロー付きのキャップで飲みやすいようにしてあげましょう。
ペットボトルの種類によってはうまくハマらないものもあるので、事前に確認しておくことが大切です。
また、お産はとても長丁場なので、飲料自体も3〜4本準備しておくと良いと思います。(うちは500mlのペットボトルを4本くらい飲みました)
3.貼るタイプのカイロ
陣痛中に腰を痛めてしまう女性は多いです。
腰を温めてあげることで腰痛の緩和と血行促進によるお産の促進が期待できます。
貼るタイプを選ぶことで、手で持たなくていいので楽ですよ。
ちなみの我が家は真夏にお産だったのですが、真夏のお産でもカイロはしっかり使いました。
4.ハンディ扇風機
お産が進んで来ると奥様は体温が上がってきます。
分娩中などは特にいきんで赤ちゃんを出そうとしているので熱くなりがちです。
そんなときにとても役立つのがハンディ扇風機です。
熱くなった奥様をクールダウンさせてあげることで、体力の消耗を抑えることができます。
風量が強くできるタイプを選んでおくことで、場面によって使い分けができるのでおすすめです。
また、長丁場でバッテリー切れが心配となるので、充電しながら使えるタイプだとなお安心です。
5.モバイルバッテリー
ハンディ扇風機と一緒に用意したいのがモバイルバッテリーです。
お産はとても時間がかかるので、上で挙げたハンディ扇風機のバッテリーが切れてしまうこともよく起こります。(うちもバッテリー切れました。)
モバイルバッテリーをあわせて用意するようにしておくことで、充電しつつハンディ扇風機が使えるのでおすすめです。
※ハンディ扇風機の種類によっては充電中使えないものもあるので注意してください。
モバイルバッテリーの容量は10000mAh程度あると比較的長いお産でも対応できます。
出産前に買ってよかったものはこちらの記事でまとめていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください!
まとめ
今回は立会い出産時に夫ができるサポートと、立会い出産に向けてあったらいいものをご紹介させていただきました。
出産は人生の一大イベントです。
私は立会い出産を選択したことで、出産の際に女性がどれだけ頑張っているか、苦労しているのかがわかったのでとても良かったと思います。
ぜひ今回の記事を参考にして、夫婦で力を合わせて乗り切ってください!
ではまた。