【男性必見】育休のメリットや取得方法を公開
こんにちは。ワークライフパパです。
最近男性育休の取得率を企業が公開したり、男性の育休取得について前向きな風潮になってきました。
しかし、まだまだ「うちの会社では男性育休なんてとれないよ」という方や、男性育休について実はあまりよく知らないという方もいると思います。
そこで今回は男性育休のメリットと取得方法についてご紹介していきます。
男性育休とは?制度の概要を知ろう
男性の育児休業制度は1992年に「育児・介護休業法」が施行されたことで初めて導入されました。
しかし取得率はとても低く、認知度も低いままでした。
その後何度かの法改正を経て2022年10月に「産後パパ育休(出生時育児休業)」という制度が導入され、そこから一気に認知度と取得率が向上しました。
通常の男性育休と産後パパ育休の違い
ここで従来からある男性の育休制度と2022年に新たに創設された産後パパ育休の違いがいまいちわからないという方も多いと思うので、両者の違いを簡単に解説します。
1.取得目的の違い
・通常の男性育休
長期的に子育てに関わるために取得する育休
・産後パパ育休
出産直後の数週間、主に妻をサポートするために取得する育休
2.取得できる期間の違い
・通常の男性育休
赤ちゃんが産まれてから1歳になるまでの期間(特別な場合は最大2歳になるまでの期間)
この期間内であればどのタイミングでも取得可能で、最大2回に分けて取得することが可能です。
以下の条件を満たす場合に育休期間の延長が可能です。(1歳6ヶ月、または2歳まで)
1)1歳時点で申込みはしていたが、保育園に入園できなかった場合
2)配偶者が怪我、病気等で育児ができない場合
3)上記以外の特別な事情(災害や事故等)がある場合
・産後パパ育休
赤ちゃんが産まれてから8週間以内に取得できる。
最大4週間まで取得可能で、2回に分割しての取得も可能です。
例えば、出産直後から2週間取得→1週間職場復帰→2週間取得 なども可能な制度になります。
3.期間中の就業制限の違い
・通常の男性育休
原則として就業は禁止です。
・産後パパ育休
会社との合意があれば育休中に一部就業することが可能です。
会社との合意が必要ですが、仕事と育児を両立させたい方、復帰前に少し時短で働きたい方などには使いやすい制度です。
育休中の給与はどうなるの?
育児休業取得を考える上で一番気になるのがお金の話ですよね。
通常の育児休業も産後パパ育休も育児休業期間中は基本的に給与が支払われません。
しかし、育児休業給付金という給付金制度があるのでこちらで給与が補填されます。
育児休業給付金についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、こちらの記事も合わせて読んでください。
男性育休取得のメリット
ここでは実際に男性育休を取得した私の体験も踏まえて男性育休のメリットをお伝えできればと思います。
メリット1.産後の奥様が身体の回復に専念できる
育児休業のメリット1つ目は産後の奥様が身体の回復に専念できることです。
出産は母体にも大きなダメージを与えます。
そこから回復するためには、まずはとにかく安静にすることが大切です。
育児休業を取得することで、家事や育児の大半を夫が担当することができます。
奥様は身体の回復に専念できるため、結果的に回復が早くなります。
また、今までやってこなかった家事を担当することで、生活力が身につくのもメリットです。
メリット2.育児をする際にやるべき基本的なことがわかる
育児休業のメリット2つ目は育児の基本的なルーティンがわかるようになったことです。
母乳/ミルクをあげる頻度やあげ方、ゲップの出し方、おむつ交換や沐浴(入浴)方法、赤ちゃんに効果的なあやし方など、基本的なことを習得できます。
これら基本的なルーティンを習得できているかどうかで、奥様不在時などにいかに平和に過ごせるかが変わってきます。
ネット等にも様々な方法が載っていますが、それらの中でどの方法がうちの子には合っているのかを知っておくこと(そして実行も)ができると、育児に対して余裕を持って対応できるようになります。
メリット3.子どもの変化を日々間近で確認できる
育児休業のメリット3つ目は子どもの変化を日々間近で確認できることです。
子どもというのは本当にものすごいスピードで成長していきます。
特に産まれた直後は顔や身体がどんどん変化していくので、見ていて本当に飽きません。
昨日までは手足を曲げたり伸ばしたりすることくらいしかできなかったのに、もう横を向いて寝られるようになっている! なんてことが次々に起こります。
この時期を一緒に過ごして見ていられるというのは本当に幸せです。
メリット4.奥様の怒りを買わなくなる
育児休業のメリット4つ目は奥様の怒りを買わなくなることです。
男性陣にとってはある意味一番大切なことかもしれませんね。笑
妊娠中〜出産直後の時期までにいかに奥様をサポートできたかということを女性は特によく見ています。(出産時の恨みは一生続くといいますしね。。。)
仕事が大変なのはよくわかりますが、この時期にしっかりサポートできていれば、『うちの夫は子育てしっかり協力してくれたよ〜』という評価になります。
特に初産の場合はお互いわからないことだらけなので、夫婦2人で助け合いながら育児を進めていくことは家族の絆を深める上でもとても大切です。
まとめ
今回は男性育休の取得について、制度の概要から取得するメリットまでご紹介させていただきました。
育児は人生の中でも何度もあることではないとても貴重な経験です。
昨今の男性育休取得に対する世間の追い風もあり、少しずつですが男性育休を取得しやすい環境に変化しつつあると思います。
私は妻の出産から約5週間育児休業を取得しました。
育児休業取得を伝えたとき、上司からはうちの会社で同じ職位の中では初めての男性育休ではないかと言われました。
ですが、周りの同僚や上司は応援してくれましたし『前例を作ることはとても大切なこと』といってくれました。
この記事を読んでくれた皆さんもぜひ男性育休を活用して楽しい育児ライフを送ってください。
ではまた。